子どもへお小遣いをあげる場合、
- 欲しがるとき、そのつど渡すのか
- 毎回、決まった額の『定額制』で渡すか
など、どう渡せばいいのか迷いますよね…。
結論から言うと、お小遣いは『定額制』で渡すほうが、
お金の管理ができる子になります!
ただし幼稚園や低学年など、年齢が低い場合は、
欲しがるときに渡す方法で、お金の使い方に慣れさせるといいですよ^^
娘に4歳から『お小遣い制』を導入している経験から、
それぞれのお小遣いの渡し方のメリット・デメリットを紹介します^^

【子供のお小遣いの渡し方・タイミング】必要なときに渡す
メリット
子どもが必要なとき、そのつどお小遣いを渡す方法は、
お金に慣れさせたり、使い方を勉強する意味ではあり!だと思います^^
ただし、いつまでも必要なときに渡すやり方では、
デメリットの方が大きくなってしまう!と考えています…。
デメリット
子どもが欲しがるときにお小遣いを渡していると、
- 毎回、金額もバラバラ
- 計画的につかえない
など、デメリットが多くなります。
また、おねだりすればいつでもお金が手に入る状況をつくってしまうと、
渡したお金を全部使い切っても、『またもらえばいいや!』と考えるように…。
その結果、
- 計画的につかう
- 欲しいものを買うためにお金を貯める
など、お金を管理したり考えてつかう経験ができない子になってしまうんです…。
しかも、必要なときにお金をもらえるスタイルでは
『これは自分のお金だ!』という意識も薄いため、無駄遣いや浪費をしても
反省しにくいのも難点…。

お金の失敗経験がないと、
じょうずにお金を管理できるようになりませんよね…。
だから、そのつどお小遣いを渡す方法では、
自分の生活に役立つお金の使い方が、なかなか身につかないんです…。
【子供のお小遣いの渡し方・タイミング】定額制がおすすめな理由
お金を管理できる子にしたいなら、『定額制』でお小遣いを渡しましょう^^
とはいえ、
『毎回お金あげてしまうと、無駄遣いするんじゃ…』と心配になってしまいますよね…。
でも『定額制』は、お金の使い方を工夫できるだけでなく、
- 商品を買うかどうかの判断力
- 商品を吟味する力
など、大切な経験ができるのがメリットです^^
欲しいときにもらうお小遣いって、『子どもが欲しくて』もらっていますよね。
だから『全部使ってもいいや!』という心理が働きやすくなります。

いつでもお金がもらえるので、ちゅうちょなく使えるんです。
でも『定額制』のお小遣いは、使わなければそれだけ手元に残っていきます。
そうなると『貯める心理』が働いて、欲しいものを我慢したり計画的に使えるようになるんですよ^^

計画的に貯める体験できるのが、定額制のメリット!
もちろん子どもの年齢や性格などを考えず、いきなり『定額制』にすれば、
うまくいかない可能性があります。
だから最初は少ない額からお金の使い方に慣れさせて、
じょじょに金額や周期を長くしていくといいですよ^^
たとえば、
- 幼稚園や1年生は『日給制』
- 2年生で『週休制』
- 3年生で『半月制』や『月給制』
など、子どもの年齢や管理能力を見て、期間を考えてみましょう^^

では『定額制』に慣れるための、ステップを紹介します^^
【子供のお小遣いの渡し方】日給制
日給制とは『1日10円』など、毎日決まった金額を渡す方法です。
幼稚園児や低学年など、初めてお小遣いをあげる場合に有効な渡し方です^^
メリット
『日給制』は、『お金を貯める意味』を理解させるのにおすすめな方法です。
ある程度お金貯めないと、お菓子やおもちゃが買えないので、
- 欲しいものを買うために、我慢してお金を貯められるようになる
- 欲しいものに『優先順位』をつけられるようになる
など、自分で考えてお金の管理ができるようになるんです^^
なお、お小遣い額は子どもの
- 欲求
- 年齢
- 性格
に合わせて決めましょう^^
くわしい額の決め方は、下の記事を参考になさってくださいね♪

デメリット
日給制は1回の額が少ないので、
- お金を使う練習がなかなかできない
- すぐお小遣いがなくなってしまう
のがデメリットです。

もちろんなくなったらと言って、お小遣いの追加や前借りをさせるのはダメ。
『足りなくなったから』と、またお小遣いを与えてしまえば、計画的に使えるようにはならないし、
欲しいときにあげる渡し方と同じになってしまいます…。
日給制が額は少ないですが、我慢して貯めていくと、
今まで買えなかったものが買えるようになります^^

この経験によって、お金の管理ができるようになるんですよ^^
【子供のお小遣いの渡し方】週給制
毎日お小遣いを渡す『日給制』に慣れてきてきたら、
1週間に1回、まとめてお小遣いをあげる方法に変えてみましょう^^

お金の使い方は、経験によってうまくなってきます!
いつまでも同じ方法でお小遣いを渡すより、
時期をみて渡し方や金額を変えてみると、計画的につかったりうまく管理できるようになりますよ^^
メリット
『週給制』は、1回のお小遣い額が増えるので、自分の生活に合った使い方を練習できるのがメリットです。
また計画的に使わないと、週末にはスッカラカン!になってしまうので、
自然にどう管理すればいいか、考えるようになります^^
なお『週給制』の場合、月曜〜日曜日を一週間として
日曜日の夜にお小遣いを渡すのがおすすめ^^

日曜日は休みなので、お金をつかう機会が増えますよね。
つまり日曜日の朝にお小遣いを渡してしまえば、すぐなくなる可能性がある!ということ。
だから日曜日の夜に渡すことで、次の日曜日まで計画的につかうよう
考えるようになるんです^^
とはいえ、お小遣いを渡して、
『はい!あとは頑張って〜!』では、お金の教育になりません。
そこでおすすめなのが『お小遣い帳』をつけさせること!

お小遣い帳をつけることで、お金の流れが分かるようになります。
すると、どこを絞ればお金が残るかなど、アドバイスしやすくなるんですよ^^
なお子どもが『お小遣い帳』のチェックは、お小遣いを渡すタイミングですると区切りがいいですよ^^

もしまだ文字が書けないときは、カレンダーに
- お金をつかった日は『○』
- お金を使わなかった日は『×』
など、記号をつけることから始めましょう^^
デメリット
『週給制』はまとまったお金が手に入るので、浪費しやすくなるのがデメリットです。

とはいえ、まとまったお金を好きに使ってみないと、
わからないこともあります。
途中でお金が足りなくなるなどの失敗経験も、アドバイスしながら長い目で見守りましょう!
それに最初に浪費すると、後半、我慢する期間が増えてしまいます。
なので『計画的に使いなさい!』という言葉より、浪費はかえっていい薬になったりするんですよ^^
ただし、あまりに無計画に使いすぎてしまうときは、
- 週の『前半』『後半』に分けてお小遣いをわたす
- 1日にいくら以上は使わない
などルールを決めておくといいですよ^^
【子供のお小遣いの渡し方】月給制
『週給制』に慣れてきたら、1ヶ月ぶんをまとめて渡す方法に切り替えましょう^^

ただし、まだお金の管理に不安なときは、
『半月制』や『10日制』など、徐々に期間を長くしていくのもあり!
子どものお金の使い方をよく見て、どのくらいの期間なら大丈夫か考えて、実践してみましょう^^

やってみて難しかったら、
期間を短くして様子をみればいいんですから♪
メリット
『月給制』の良いところは、まとまった大きなお金をつかえること^^
1日いくらと決められていると、その額以上お金を使えないので、
商品を選ぶ幅や使い方が限定されてしまいます。
でもまとまったお金があれば、子どもも欲しいものを買うことができるので、
ワクワクしたりお金をつかう楽しさが経験できるようになります!
自分のテンションをあげてくれる使い方を見つけることができるのが、『月給制』のメリットです^^
デメリット
『月給制』は期間が長いので、途中でお金の管理ができなくなる可能性があります。
そんなときは、
- お小遣帳をつけさせる
- 週にいくらならつかってもいいか
など、計画的につかえるよう導いてあげることが大切です^^
お金の管理は子どもに任せっきりにせず、
慣れるまではお小遣い帳を見てアドバイスしたり、期間を短くするなどその子に合った方法で
ルールを変えてあげるといいですね^^
【子供のお小遣いの渡し方】給料制もおすすめ
ちなみに我が家では、『定額制』ではなく『給料制』でお小遣いを渡しています。

お手伝いをしたら『お給料』というかたちで
お小遣いを渡しているんです。
うちの子の場合、なんでも『買って!買って!』とせがんでくるため、買い物にいくのも一苦労だったんです…。
でも『給料制』にしてからは、『買って!』と言われても、
『お手伝いを頑張って自分で買ったらいいよ♪』と言うと、『うん!』と納得してくれるように^^

うちの子の場合は、『給料制』が合ってたんです。
なおどんな風に『給料制』を取り入れているかは、こちらでまとめているのでぜひ♪

子供のお小遣いの渡し方・タイミングまとめ
お小遣いの渡し方は
- 欲しがるときにそのつど渡す
- 毎回決まった額の『定額制』で渡す
など、種類がありますが、『定額制』で渡す方がお金を管理する練習になるのでおすすめです^^
小さな子でも『定額制』の範囲を順番に広げていくことで、
お金の使い方や管理方法が分かってきます。
お金の教育って、即効性があるものではありません。
だからこそ、気長に続けられるようルールも変化させながら
お小遣いを渡してみてはいかがでしょうか^^
▼なお、お金の教育におすすめの絵本もあるので、読み聞かせてあげると『お金を管理する意味』がイメージしやすくなりますよ▼

▼お小遣い額の決め方は、こちらが参考になります▼

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