なんでも『買って!買って!』と駄々をこねられる…。
なにを言っても全然ダメなときって、途方にくれるし、正直、我が子が憎たらしくなりますよね。
と同時に、
『このまま、わがままがエスカレートしたらどうしよう…』
という不安もちらつきます…(汗)
ここでは、子どもが
- 人のものをなんでも欲しがるとき
- 『買って買って星人』になったとき
の心理と対処法について紹介します!
事前に対処法を知っていれば、
イライラが爆発し、子どもに手をあげてしまう心配もありません。

ぜひ参考になさってくださいね^^
物を欲しがる子の心理
子どもがモノを欲しがり始める!というのは、自分の
- 好きなもの
- 嫌いなもの
が分かってきた!ということです^^

つまり『より好み』を始めた!ということです。
それが、
- おねだり
- 人のモノを欲しがる
という形であらわれていたんです^^

離乳食のときを、思い出してみましょう!
最初は好き嫌いなんてなく、口に入るものは何でも舐めたり食べていましたよね。
でも、あるときから急に好き嫌いが始まって、
食べないものが出てくるようになります。
美味しいものや好きなものを学習した結果、食べ物を『より好み』するようになったんです。
最初は、ニンジンもパクパク食べてたのに、急に食べなくなった…なんてまさにソレ!

でもこれは、ネガティブなことではないんですよ。
なぜなら見方を変えると、『より好み』できるほど賢くなった!ということなんですから^^

それだけ『成長した!』ということです^^
とくに好奇心旺盛なこの時期は、
気になるものがあると、どうしても欲しくなってしまうし、『自分のものにしたい!』という欲求が強くなります。
でもこれは、自然なこと^^

けっして、わがままではないんです。
ただ今はまだ、自分で欲求がコントロールできないだけ。
だから、
- 他の子が遊んでいるおもちゃが欲しくなって、奪ってしまう
- おいしそうだからと、隣の子のおやつを食べてしまう
なんてことを、してしまうんですよ。
【物を欲しがる子の心理】人の物を欲しがる時の対処法
他の子が遊んでるものばかり欲しがるときは、
『ダメ!』
『順番!』
と言いたくなりますが、ここは否定から入るのではなく、
と、子どもの気持ちに共感する言葉をかけてみましょう^^
そのあとで、
終わったら貸してもらおうね!』
と、何度も繰り返し伝えてみてください^^
- なぜすぐには使えないのか
- どうすれば遊べるのか
をきちんと言葉で伝えることで、『待てば遊べる!』と理解でき、
気持ちを落ち着かせることができますから^^
他の子のおもちゃを奪ってしまった時
他の子のおもちゃをとってしまった場合、
反射的に『ダメ!』『コラ!!』と叱りたくなりますよね。
でも、これだけでは、
『自分の行動の何がダメで、怒られているのか…』
が子ども自身、理解できない可能性があります。
だからこそ、
だから他の子にしちゃダメなんだよ。』
とか
次貸してもらえるよう一緒に頼んでみようか』
など、
- 何がダメなのか
- どうすればいいのか
までセットで話してあげるといいですね^^
これからどうすればいいのかイメージできれば、行動に変化が現れてきますから^^
【物を欲しがる子の心理】買って買って病の対処法
子どもが欲しがるものを買ってあげることは、子どもの気持ちを満たしてあげたり、
心の満足度をあげます^^
とはいえ、買う予定のないおもちゃやお菓子を買うのって、
毎回となると、家計的にもジワジワ痛いですよね…。

しかも毎回買ってしまうと、子どもも『泣けばなんとかなる』と思い込みそうで嫌ですよね…。
とはいえ、
- 『ダメ!』と言っても納得しない
- 強引に連れて行こうとすれば、手に負えないくらいギャン泣きする
ため、買い物が終わりません(汗)
そこでおすすめなのは、『がまん貯金』と『給料制』の導入です^^
がまん貯金をさせる
『買って買って病』が発症したら、
『じゃあ10円あげるから、このお金を貯めて買ったらいいよ』
と提案してみましょう。
すると子どもは、
- 少し我慢すれば欲しいものが買える!と理解する
- お金をもらえる嬉しさ
から、欲求を抑えることができるようになります^^
ただ『ダメ!』『我慢して!』と言われると、不満だけが残るし、
不機嫌になって、ますます手が付けられなくなってしまいますよね…^^;
でも、『今我慢すれば○○が手に入る』という目的に変えてあげると、
納得して頑張れるようになるんですよ^^
給料制を導入する
もし、お金だけあげることに抵抗があるなら、
お手伝いをさせて、給料としてお小遣いをあげるといいですよ。

我が家は、こちらのやり方です!
たとえば、
そのお金を貯めて、このおもちゃを買おうか!』
と提案します。
ただし『買って買って!』の興奮が冷めない状態では、こちらの話を聞いてくれないので、
落ち着いたところで提案してあげると、受け入れてやすくなりますよ^^

お金がもらえるとなると、そちらに意識が向くので、
納得しやすくなるんです^^
しかも、お手伝いをしてお小遣いを渡すことは、
仕事に対する対価として、給料というかたちでお金を渡すことになります。
その結果、
- 責任感
- お金を管理する力
- 目的のために、自分の欲望をコントロールする力
が一緒に養えるようになるんです^^

なお我が家では、目標金額が達成しやすいように、
表をつくって『○』をつける仕組みにしています^^

まだうまく文字が書けないので、簡単な表にしているんです^^
もし文字や数字が書けるなら、お小遣い帳を書かせてみると管理しやすいですよ^^

我が家の場合『給料制』を導入してからは、『買って買って病』が目に見えて少なくなりました^^
わたしも怒る必要もなく、
『じゃあ、お手伝い頑張って買おうか!』と言うだけで良くなったので、
ストレスフリーで家族円満です^^
もし『小さい子にお金をもたせるのは危ない…』と心配なら、
どんなところが危ないと思うのか、書き出してみましょう^^
そして、危なくないようにするにはどうすればいいか、考えてみるといいですね!
我が家の場合は、お金を失くすことは心配だったので、
お手伝いをしたら『紙のお金』をあげることにしています。
そして、使うときになったら本物のお金に両替する…という仕組みにしていますよ^^
買って買って病を加速させないため気をつけたいこと
おじいちゃんおばあちゃんにも協力してもらう
せっかく我慢させたりお金の管理を始めても、
おじいちゃん達からお小遣いをもらったり、プレゼントをもらう機会って、多いですよね…。

基本的には孫が可愛くての行為なので、
素直に受け取っていいと思います^^
ただし行き過ぎな場合は、
- 我慢する練習をしている
- お金の教育をしている
と説明し、できれば協力して欲しいとお願いしてみましょう^_^
または『金額の上限』を伝えておくなどして、
やんわり減らしてもらう方向にもっていくといいですね。
親も計画的に買い物する
親が衝動買いしたり、すぐ欲しいものを買ってしまうと、
『がまん貯金』や『給料制』をしていても、ルールが甘くなってしまいます。
たとえば、前は
『お小遣いを貯めて買いなさい!』
と言ったのに、今日は
『買ってあげる〜!』
と言うなど、一貫性がなくなってしまうんです。

すると子どもは、決めたルールが守れなくなるし、
楽な方に流れてしまいます。
もちろん、親の説得力もなくなってしまうので、
親自身も、自分のお金の使い方はルーズになりすぎないようにしましょう^^
物を欲しがる子の心理と対処法まとめ
物を欲しがるというのは、自分の好き嫌いがはっきりして自己表現ができるようになった!ということ。

成長の証です!
だから、『あぁこの子も、自分の欲求を表現できるほど成長したんだな』と、一旦見守ったうえで、
- 『次、貸して』とお願いして、順番を待つよう提案する
- お金を貯めさせて、自分で買わせる
など、その場に合った対応をしてみましょう^^
対処法を知っておくと、感情的にならずに対応できますから^^

▼なお、子どもと一緒にお金の勉強をするなら、こちらの本がイラストも多くて参考になりますよ▼

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