一人で読めるようになったら、終わっていいの?
結論から言えば、読み聞かせは小学校低学年まで続けてみましょう!
なぜなら読み聞かせ期間が長い子は、一人読みする本の冊数が増える!と文部科学省も発表しているからです。
ここでは、
- 読み聞かせは小学生まで続けたほうがいい理由
- 楽しみながら読み聞かせを習慣にする方法
- やってはいけない読み聞かせ法
について紹介します!
読み聞かせをたくさんすると、自分から学ぶ力がつき学力アップも期待できます!

ぜひ参考になさってくださいね♪
小学生まで絵本の読み聞かせを習慣にして欲しい理由と効果
絵本の読み聞かせって、なんとなく幼稚園までのイメージがありますよね。

『字も読めるし、もう読み聞かせは卒業かな…』なんて思ってしまいます。
でも、『文字が読めること』と『本を読むこと』は違う体験です!
実はベネッセでも
お子さまが文字を読めるようになったら、読み聞かせを終わらせて自分で読ませた方がいいかもしれない、と考える保護者のかたもいるかもしれません。
とはいえ、たとえ自分で字が読めても、耳で聞くのはまた違った体験です。
お子さまが「読んで」と言ってくるいうちはぜひ読んであげましょう。
と言っています^^
だから、『もう自分で読む!』と言われるまでは、読み聞かせは続けたほうがいいんですよ^^
それに読み聞かせをすると、
- 主人公の感じた喜び・悲しみ・楽しさを体験でき、感情豊かになる
- 言葉の数が増える
- 知らない世界を知れる
- 横断歩道の渡り方など、絵本と関連付けて覚えることができる
- 親子のコミュニケーションの時間が増える
など、メリットが山のようにあります。

絵本の中には、知恵や勇気、面白いアイデアなどのヒントが山のように隠れています^^
そんなヒントに小さいうちから触れることは、勉強だけでなく生きるためにの大きな武器になるんです!

普通に生活しているだけでは、同じことがルーティンのように繰り返されるばかりですよね…。
その結果、子どもにかける言葉も、
『早くして』『ちゃんと片付けて!』
など、同じような単語や文章ばかりになってしまうんですよ。

これって、子供にとって刺激になりませんよね…。
でも物語に触れる時間が5分でもあれば、子供は物語の世界でいろんな体験ができるし、たくさんの言葉のシャワーを浴びることができます♪
それにたった5分でも、1年間続けると30時間絵本に触れることになります!
まさにチリも積もれば山となる!です。
だからぜひ歯磨きと同じように、絵本に触れる機会をたくさんつくって、できるだけ長く読み聞かせを続けてほしいんです。
それに身についた習慣は、最終的には『もって生まれた能力』と同じになる!と言われています。
絵本に触れる機会をたくさんつくったり、1日5分でも絵本の読み聞かせを続けていくと、
子どもは本を読むことが苦にならなくなります。
読解力も身に付くので、小学校で勉強が始まっても
『この問題は何を聞かれているのか』
『主人公はどんな気持ちだったのか』
などを読み解くことができ、学力アップが期待できるんですよ^^

だから読み聞かせは、できるだけ長い期間続けた方がいいんです^^
幼児期に絵本の読み聞かせを習慣にする5つの方法
小学生まで読み聞かせを続けるには、まず読み聞かせを習慣化しなければいけません。

そこで、わたしのおこなっている『読み聞かせを習慣にする方法』を紹介します^^
それは
②図書館を利用する
③気に入ったものは購入する
④読み聞かせイベントに行く
⑤おやつの前にあとに読む
の5つです♪
子供に絵本の習慣をつける方法①絵本コーナーをつくる
我が家では、娘が好きなときに絵本を引っ張り出せるように、低い位置に絵本コーナーをつくっています。

最初は絵本を散らかすだけの日もあったし、落書きしたこともありました(汗)
でも何度も注意するうちに、いたずらすることもなくなったし、自分で好きな絵本を取り出して楽しむようになったんです♪
さらに読み聞かせをするときも、『3冊もってきて〜』といって数の勉強もできるし、自分で好きな絵本を選ぶ練習にもなります^^
ちなみに絵本の本棚は、カラーボックスを横に置いてつかっています。

縦にカラーボックスを置くと、階段のように登って危なかったんですよね…。
カラーボックスは、子供に好きな色を選ばせてあげると、簡単にお気に入りコーナーにすることができますよ♪

お店にない色もあるので、子供のお気に入りを見つけましょう♪
子供に絵本の習慣をつける方法②図書館を利用する
種類の違う絵本にも親しんでもらうため、図書館は1週間に1回通うようにしています。
わたしの住んでいる地域は、図書館の外にいい感じのベンチや木があるんです。
だから、日曜日にお弁当をもってピクニック気分で通っています♪
図書館はショッピングセンターと違って、キャラクターグッズがなく絵本しかありません。
しかも絵本は自由に触ったり読んでいいので、娘も自然に自分で絵本を選ぶ習慣が身についてきました。

図書館の良いところは、普段読まないジャンルの本も躊躇なく(ちゅうちょなく)借りれること^^
いろんなジャンルの絵本をとりあえず返りて、反応を見るのも楽しいですよ♪
子供に絵本の習慣をつける方法③気に入ったものは購入する
図書館で何冊も借りていると、何度も何度も読まされるお気に入りの絵本に出会います。
そのような気に入った絵本は、購入するようにしています。
絵本って失敗したくないですよね。

買ってからぜんぜん読んでくれない…なんてわたしも何度も経験しましたよ…。
でもお気に入りの絵本なら、買って失敗することはないし、ヨレヨレになるまで読めます♪
とくに子供が小さいときは、目を離すと借りた本を破ったり、落書きすることがあります…。
なので気に入ったものは購入して、自由に読ませるスタイルにするといいですよ♪
ただ図書館にあっても、本屋さんで売ってない絵本って多いですよね。

そんなときは、『絵本ナビ』で探してみると見つかりますよ♪
子供に絵本の習慣をつける方法④読み聞かせのイベントに行く
図書館や児童館、支援センターを調べて見ると、月に1回のペースで読み聞かせのイベントをしています。
このようなイベントを上手につかうのもおすすめです♪
大きな絵本をつかったり、エプロンの中からお人形を出して読み聞かせをしてくれるなど、
普段と違う読み聞かせは、子どももワクワクするようです♪

わたし自身も、先生の読み聞かせの方法がとても参考になりました♪
実はわたし、昔は一方的に読むスタイルで読み聞かせをしていたんです。
でも先生がやっていた『質問しながら読み聞かせするスタイル』をマネしたところ、娘の絵本へのくいつきがすごく良くなったんです♪

もちろん質問ばかりの読み聞かせでは、子供も鬱陶しく(うっとうしく)感じてしまいます。
でも、ときより質問しながらの読み聞かせは、おすすめです!
詳しくは下の記事でも紹介していますが、質問しながら読み聞かせをすると、モノの名前を早く覚えたり、最後まで集中したりとメリットが多いですから♪

子供に絵本の習慣をつける方法⑤おやつのあとに読む
読み聞かせを習慣にするには、時間を決めて読み聞かせをするのがおすすめです♪
我が家ではだいたい、おやつのあとに絵本を読むようにしています。

おやつでお腹が満足した状態で絵本を読むと、子供の集中力もアップするんです^^
逆に小腹が空いた状態では、読み聞かせの途中で『お腹すいた〜!』と言われていたので、このルーティンはなかなかおすすめですよ♪
年長〜小学生までの読み聞かせのコツ
年長さんや小学生頃になると、物語のストーリーが分かるようになります。
するとストーリーを聞きながら、
『この子はどんな気持ちなんだろう…』
『こんな世界って楽しそうだな…』
など、自分なりに考えたり想像を膨らませて聞くことができるようになるんです^^
ストーリーが理解できるようになったら、ぜひ読み聞かせが終わったあとに、
- 自由に考えられる時間
- 想像をふくらませる時間
をとってあげましょう^^
登場人物の気持ちを考えたり、感情を感じることで、心の安定や友達関係にも良い影響を与える効果がありますから^^

年長さんや小学生になると、1人読みができるため読み聞かせの回数も減ってしまいますよね…。
でも、まだまだ文字を追うのが必死の状態。
絵本のストーリーや情景を味わうまでは、できないんです。
だからこそ、読み聞かせをすることで内容に集中することができ、想像力を育てることができるんですよ^^
子供を絵本嫌いさせない3つの注意点
いくら『読み聞かせが効果がある!』と言っても、それを義務やノルマでおこなってしまうと、
読み聞かせの効果半減するし、何より子供が本嫌いになってしまいます。

絵本の読み聞かせは、子供にとっては『遊び』の一部!
だから、大人も子どもも楽しむことが絶対条件です!
なかでも、やってしまいがちな『絵本嫌いにする3つの行動』をしますね!
最後まで聞かせようとする
せっかく読み聞かせをするなら、最後まで聞いてほしいですよね。
でも子供って、すぐにページをペラペラめくったり、他の本を取ってきたり、他の遊びをしてしまいます。

興味がない話を最後まで聞いてもらうのは、至難の技…(汗)
そんなとき、無理に読み聞かせを続けてしまうと、お互いにとって『絵本タイム』が苦痛の時間になってしまいます。
それにもし最後まで読めたとしても、嫌がる中で続けた読み聞かせでは、子供が絵本嫌いになってしまうかもしれません…。
だから嫌がるときは、さっさと切り上げてしまいましょう。
『読み聞かせ=嫌なもの』という記憶が残さないことが大切です。
そうすれば、『これ読んで〜』と自分から絵本をもってくるようになりますから♪

興味を示したとき、最後まで読んであげればいいんです♪
必ず違う本を読む
読み聞かせをしていると、同じページばかり読んでくれと言われたり、同じ本を何十回と読まされたりしますよね…。
大人としてはつい『違う本を読んだほうが、新しい言葉も増えるし…』と、違う本を読みたくなると思います。
でも繰り返し読みには
- 本好きになる
- 精神が安定する
- 言葉が増える
などの嬉しい効果があります^^
お気に入りを繰り返し読んであげることで、新しいことを吸収する力が高まるんです。

ぜひお気に入りの絵本は、あなたがしんどくならない程度に何度も読んであげましょう♪

義務感から読む
『頭の良い子にしたい!』
『絵本で言葉のボキャブラリーを増やしたい!』
という義務感から読み聞かせを続けていては、絵本の楽しさが半減してしまいます…。
だから絵本を教科書代わりにして、
『これはアリよ!』
『これはイチゴよ!』
『この子はどんな気持ちだと思う?!』
など毎回聞いたり、先生のように教えるのはやめた方がいいですね。
『絵本=楽しくない』という公式が子供のなかで出来上がってしまえば、そこから絵本好きに戻すのは大変ですから…。

読み聞かせタイムを苦痛な時間にしないように、3つの注意事項はぜひ覚えておきましょう^^
小学生まで読み聞かせをする効果まとめ
読み聞かせをすると、
- 主人公の感じた喜び・悲しみ・楽しさを体験でき、感情豊かになる
- 言葉の数が増える
- 知らない世界を知れる
- 横断歩道の渡り方など、絵本と関連付けて覚えることができる
- 親子のコミュニケーションの時間が増える
など、メリットが山のようにあります。

だからぜひ、1人読みができるようになっても、ぜひ小学校低学年くらいまでは読み聞かせは続けてみましょう。
それに『文字が読めること』と『本を読むこと』は違う体験です。
耳から聞くことで、想像力を膨らませ考える力が身に付き、自分で考えられる子になっていきますから^^
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